ゲームは時間の無駄にはならない世界がもうすぐそこまで来ている【NFTゲームの魅力と可能性】

ゲームは時間の無駄と言われる理由を考えると、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、「時間の浪費」「生産性の欠如」ではないでしょうか。

実際に僕自身も子供の頃は親に「ゲームばかりしてないで勉強しなさい!」と、何度も怒られた経験があります。

それでも辞めないもんだから、父親にゲーム機を何度かブッ壊されたこともありました…

社会全体を見渡しても、ゲームに対する否定的な見解が根強く存在しているようにも感じます。

特に、娯楽としての側面しか持たないゲームは、現実世界でのスキルや知識の向上に寄与しないと考えられているため、ゲームに費やす時間は将来のためにならないとされています。

たしかに、ゲームに多大な時間をかけ、ゲーム内でどれだけ強くなったとしても、現実世界で直接役に立つわけではない、という意見ももちろん理解できます。

しかし、これらの常識は新しい時代のゲーム、特にNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)の登場により覆されつつあります。

NFTゲームは、ゲームの世界に革命をもたらし、単なる娯楽以上の価値を提供するものとして世界中で少しずつ注目されてきています。

この新しい形のゲーム体験は、プレイヤーがゲーム内で取得したアイテムを現実の資産として所有し、取引できるという特徴を持っています。

この記事では、従来のゲームが時間の無駄とされてきた理由を深掘りし、その常識を覆すNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)の可能性について詳しく説明していきます。

ゲームが時間の無駄と言われる理由

ゲームが時間の無駄と考えられる理由はいろいろあると思いますが…

ここでは、世間一般的に考えられている主な理由についてまとめました。

時間を無駄に消費する

多くの人がゲームを時間の浪費と考えるのは、ゲームが大量の時間を消費する一方で、生産的な結果を生み出さないとされているからです。

たとえば、数時間を費やしてゲームのレベルを上げたり、特定のアイテムを集めたりする行為は、外部の人から見ると無意味に思えることがあります。

また、ゲームに没頭するあまり、勉強や仕事、家事などの重要なタスクがおろそかになることも、時間の浪費と見なされる理由の一つです。

ゲームは娯楽としての側面しか持たないこと

ゲームは主に娯楽目的で行われるため、現実の問題解決や社会的な価値創造には寄与しないと見なされることが多いです。

教育や職業訓練のように、直接的に役立つスキルを提供するわけではないため、ゲームに費やす時間は無駄と考えられがちです。

さらに、娯楽に過ぎないゲームに多くの時間を投じることは、他のより「有意義」とされる活動に対する時間とエネルギーの浪費と見られます。

ゲームを通じて得られるスキルや知識が現実世界では役に立たない

ゲームで得られるスキルや知識は、現実世界ではほとんど評価されないことが多いです。

たとえば、戦略ゲームで培った戦術的思考や、格闘ゲームで培った反射神経の向上などは、直接的に職場や学校で役立つとは限りません。

このため、ゲームを通じて得た経験は、実生活には無関係とされることが多いです。

特に、親や教育者は、ゲームに費やす時間が勉強やスポーツ、社会活動に費やされるべきと考えることが多いため、ゲームの価値を認めにくい傾向があります。

ゲーム内で最強になっても意味がない

ゲーム内でどれだけ強くなり、どれだけ高いレベルに達しても、それが現実世界での成功や達成感に直結しないという意見があります。

ゲーム内の成果は仮想世界に限定されており、現実世界では評価されないことが多いため、時間を無駄にしたと感じる人も少なくありません。

たとえば、ゲームで得た称号やランキングは、現実社会での地位や収入には何の影響も与えません。

このため、ゲーム内での成功は一時的な自己満足感をもたらすだけで、長期的な価値がないと考えられることが多いです 

これらの理由から、多くの人がゲームを無駄な時間と捉えていることが多いです。

しかし、次に紹介するNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)は、これらの常識を覆す可能性を秘めています。

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)がこれまでの常識を覆す理由

近年、ゲームの世界に新たな革命をもたらしたのがNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)です。

NFTゲームは、従来のゲームとは一線を画し、プレイヤーに新たな価値を提供することで「ゲームは時間の無駄」という概念を覆しています。

以下に、NFTゲームがどのようにしてこの常識を覆すのか、その具体的な理由を詳しく説明します。

そもそもNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは何か

NFTゲーム(Non-Fungible Tokenゲーム)とは、ブロックチェーン技術を活用した新しい形のゲームです。

従来のゲームと大きく異なる点は、ゲーム内のアイテムやキャラクターがNFTとして存在し、デジタル資産として扱われることです。

NFTは一意であり、所有者がその所有権を証明することができるため、ゲーム内のアイテムが現実世界での価値を持つことが可能となります。

※NFTゲームについてはこちらで詳しくまとめています

従来のゲームとの違い

従来のゲームでは、ゲーム内で取得したアイテムやキャラクターは、そのゲームの開発者や運営会社の管理下にあり、プレイヤーが実際に所有しているわけではありませんでした。

なので、ゲームサーバーの運営が停止したり、ゲームが終了した場合、ゲーム内のアイテムやキャラクターデータはすべて失われてしまいます。

しかし、NFTゲームでは、プレイヤーが実際にアイテムやキャラクターを所有することができ、その所有権はブロックチェーン上に記録されています。

なので、仮にゲームが終了してもデジタル資産としての価値は失われません。

現実世界でも価値を持つゲームアイテム

NFTゲームでは、ゲーム内で取得したアイテムやキャラクターが現実世界での価値を持つことができます。

たとえば、レアなアイテムやキャラクターを手に入れることで、それを高値で売却し、現実の通貨を得ることができます。

これにより、ゲーム内の努力が現実の収益に直結するようになるため、ゲームに費やす時間が無駄ではなくなります。

具体的な例として、海外で人気のあるNFTゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」では、プレイヤーが「Axies」というキャラクターを育ててバトルさせることで報酬を得ることができます。

これらのAxiesはNFTとして取引されており、希少なAxiesは数百ドルから数千ドルで売買されることもあります。

これにより、プレイヤーはゲームプレイを通じて実際の収益を得ることができ、ゲームが有意義な活動として認識されます。

NFTマーケットプレイスでの売買による収益性

NFTゲームでは、ゲーム内で取得したアイテムやキャラクターをNFTマーケットプレイスで売買することができます。

これにより、ゲーム内の努力や成果が現実の収益に直結する可能性が生まれます。

さらに、プレイヤーは自分のアイテムやキャラクターを他者へと貸し出すこともできたりします(スカラーシップと呼ばれる)

これにより、他のプレイヤーがそのアイテムを使用する代わりにレンタル料を支払う仕組みが可能となり、所有者はさらに収益を得ることができます。

このような取引の自由度と収益性が、NFTゲームの大きな魅力の一つでもあります。

新たなキャリアの可能性

NFTゲームは、プレイヤーに新たなキャリアの可能性を提供します。

たとえば、ゲーム内のアイテムやキャラクターのクリエイターとして活躍することで、デジタルアーティストやデザイナーとしてのキャリアを築くことができます。

また、プロのNFTゲームプレイヤーとして活動し、eスポーツの大会やイベントで賞金を獲得したり、ゲーム内での取引や資産管理を専門とするような職業も出現しています。

これにより、ゲームが職業やキャリアの一部として認識され、プレイすることが時間の無駄ではなくなります。

一例として、「The Sandbox」というNFTゲームでは、プレイヤーが独自のコンテンツを作成し、それを他のプレイヤーに販売することで収益を得ている人もいます。

このプラットフォームでは、クリエイターが仮想の土地や建物、アイテムを設計・販売し、自分のクリエイティブなスキルを発揮して収入を得たりしています。

仮想通貨(暗号資産)取得による収益性

NFTゲームでは、ゲーム内で得た報酬を仮想通貨(暗号資産)として受け取ることもできます。

仮想通貨は現実の通貨に交換可能であり、プレイヤーはゲームをプレイすることで収益を得ることができます。

仮想通貨の価値が上昇すれば、プレイヤーの収益も増えるため、ゲームに費やす時間が投資としての意味を持ちます。

NFT技術による資産としての見方

NFT技術により、ゲーム内のアイテムやキャラクターはデジタル資産として長期的な価値を持つ可能性もあります。

ブロックチェーン上に記録された所有権は改ざんが非常に難しく、アイテムの希少性や価値が保証されます。

これにより、プレイヤーはゲーム内で得たアイテムを資産として保有し、その価値が将来にわたって維持されることが期待できます。

また、NFTゲーム内のアイテムやキャラクターは、他のゲームやプラットフォームでも使用可能な場合があります。

これにより、プレイヤーは一度取得したアイテムを複数のゲームで活用することができ、その価値を最大限に引き出すことができます。

これにより、ゲーム内での努力や投資が無駄にならず、長期的な利益をもたらすことができます。

 

これらの理由から、NFTゲームは従来の「ゲームは時間の無駄」という常識を覆し、プレイヤーに新たな価値と可能性を提供します。

NFTゲームを始めるための具体的なステップ

ここではNFTゲームを始めるための手順を簡単にご紹介します。

ウォレットの作成

NFTゲームを始めるためには、まず仮想通貨ウォレットを作成する必要があります。

MetamaskやTrust Walletと呼ばれるウォレットを利用することで、ゲーム内で取得したNFTや仮想通貨を安全に管理することができます。

メタマスクウォレットについてはこちらの記事でまとめています

仮想通貨(暗号資産)の購入

NFTゲームにおいて仮想通貨(暗号資産)が必要になる主な理由は、ゲーム内での取引やNFTの購入、トランザクション(取引の承認)のための手数料支払いなどで必要となります。

仮想通貨の購入等についてはこちらの記事でまとめています

NFTゲームの選定

自分に合ったNFTゲームを選ぶことも重要です。

ゲームなのでやっぱりいろんなジャンルのものがあります。

自分が得意なジャンルや好きなジャンルのゲームを選んで、楽しむということも大事です。

これまでのNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)は、「お金が稼げる」というイメージだけが先行して、ゲームとして面白くないものが大多数でしたが…

しかし現在(2024年7月)では、大手企業も力を入れて開発に取り組むようになってきているので、ここから少しずつゲームとして面白いNFTゲームが登場してくると思います!

最近では無料で始められるゲームも増えてきましたので、まずは無料で始められるゲームからやっていくのがおすすめです。

長期的な視点でプレイ

NFTゲームは、短期的な利益だけでなく、長期的な視点でのプレイも重要です。

ゲーム内のアイテムやキャラクターはデジタル資産として価値を持つため、長期的に保有することで、その価値が上昇する可能性があります。

これにより、ゲームに費やした時間やお金が、将来的に大きな利益をもたらすことがあります。

まとめ

いままでのゲームは、娯楽としての価値以上のものはなく、現実世界での直接的な生産性に繋がることはありませんでした。

ゲーム内のアイテムやデータは、あくまでゲーム内だけのもの。

どれだけレベルを上げても、強化しても、時間をかけても、得られるのはただの自己満足のみ…

だから、ゲームは時間の無駄と思われがちでした(まぁその無駄が楽しいんですけど)

しかし、NFT(ブロックチェーン技術)という新たなテクノロジーの登場によって、ゲームが時間の無駄と言われてきた従来の常識は覆されつつあります。

ゲーム内で得たアイテムやキャラクターが、自分の資産となり、現実世界での価値を持つようになり始めています。

この技術のおかげで、ゲームに費やした時間やお金が無駄ではなく、有意義な活動として認識される時代がもうすぐそこまで来ています。

いまのところNFTゲームでめちゃくちゃ面白い!と感じるゲームはまだ出てきていませんが、、、

近い将来、必ず面白いゲームも誕生してくると最近の流れをみていて感じています。

既存のゲームをプレイして時間の無駄だと感じている方は、ぜひ今後の「NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)」の情報にも注目してみてください!

NFTゲームは、プレイヤーにとって新たな可能性と価値を提供する、未来のゲーム体験になり得ると個人的には思っています。

どうせ遊ぶなら、時間の無駄にならない方が良いですからね^^