NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは?【特徴と始め方を解説】

「NFTゲームってはじめて聞くけど何?」

「NFTゲームって誰でもできるの?」

このような疑問にお答えします!

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは?

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)とは、NFT(Non-Fungible Token)とブロックチェーン技術を組み合わせた新しい形のゲームのことを言います。

NFTとは?

NFTとは「Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略です。

日本語では「非代替性トークン」と言います。

「非代替性」とは、1つ1つのトークンが他のトークンと交換できない、独自の価値を持っていることを意味します。

簡単に言うと、デジタルアイテムに唯一無二の価値を持たせる技術です。

NFTの代表的な使用例として、以下のようなものがあります

  • ゲームアイテム
  • デジタルアート
  • 音楽

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、データを分散型のネットワークで安全に管理するための技術です。

取引の記録が複数のコンピュータに分散して保存され、改ざんが難しい仕組みになっています。

取引データが「ブロック」と呼ばれる単位で記録され、これが連鎖的に「チェーン」として繋がれているので、ブロックチェーンと呼ばれています。

以下が、ブロックチェーンの主な特徴です。

  • 改ざん防止
    データが多数のコンピューターに分散して保存されるため、改ざんすることが困難
  • 透明性
    取引履歴が公開されているので、仮に不正があってもすぐにわかる
  • 信頼性
    中央の管理者が不要なため、システム全体の信頼性が高い

NFTゲームの4つの特徴

NFTゲームでできる主な特徴は以下の4つです。

NFTゲームの4つの特徴
  1. デジタルアイテムの所有権
  2. 複数のゲームで使える
  3. 透明な取引
  4. 収益の可能性

①デジタルアイテムの所有権

ゲーム内で取得したアイテム(キャラクター・装備・土地など)は、NFTとして存在し、自分で実際に所有することができます。

従来のゲームでは、ゲーム内のアイテムは運営しているゲーム会社のサーバーに依存しているので、アイテムの所有権はプレイヤーにはありませんでした。

たとえば、長年遊んでいたオンラインゲームやソシャゲがサービス終了になってしまえば、そのゲーム内のデータも消えてなくなってしまいます。

当然ですが、そのゲームに費やしたお金も戻ってはきません。

ですが、NFTゲームではこの常識が覆ります。

ブロックチェーン上に刻まれたキャラやアイテムはNFTとして自分で管理ができるため、アイテムの価値が現実世界でも反映されます。

ゲーム内で獲得したNFTや仮想通貨は、現実世界の暗号資産取引所やNFTマーケットプレイスで売買することも可能となります。

自分が時間と情熱とお金をかけて育てたキャラやアイテムが「資産」となるのがNFTゲームの一番の魅力です。

②複数のゲームで使える

NFTとして所有しているアイテムはゲームをまたいで、他のゲームでも使用できる可能性もあります。

たとえば、「NFTWars」というNFTゲーム。

こちらは連携している他のゲームのNFTから新たなカードを作成して、カードゲームとして遊ぶことができます。

いまはまだ連携しているゲームタイトルも少ないですが、このような利用方法がどんどん拡がっていけば、ドラクエのアイテムをファイナルファンタジーの世界で使える、みたいな使い方もできるかもしれませんね^^

③透明な取引

ブロックチェーン技術により、アイテムの取引や所有履歴がブロックチェーン上にすべて記録されています。

取引の内容は誰でも確認することができるので、不正をすることが難しく、透明性が高いです。

要は、チート行為が限りなく難しいということ。

④収益の可能性

ゲーム内で獲得したNFTアイテムや仮想通貨をマーケットで売却することで、実際の収益を得ることもできます。

従来のゲームではお金を稼ぐことはできませんでしたが(グレーな手法でのアカウント売買等は一応ありますが)、NFTゲームではそれができます。

運よく高レアなアイテムを手に入れることができたなら、高値で売買できる可能性もあるわけです。

ちょっとワクワクしませんか?

NFTゲームの始め方

NFTゲームの始め方ですが、最近は自分で準備をしなくても無料で遊べるNFTゲームも増えてきました。

なので、NFTゲームを始めるためにいきなりすべてを準備する必要はありません。

まずは無料で始めることのできるNFTゲームからプレイしてみることをおすすめします。

より深くNFTゲームを楽しもうと思ったら、以下のツールの活用が必須となります。

いずれ必要になってくるもの
  • デジタルウォレット
  • 暗号通貨(仮想通貨)
  • ゲーム専用のNFTアイテム

デジタルウォレット

デジタルウォレットは、NFTアイテムや暗号通貨(仮想通貨)を安全に保管し、取引するためのデジタルアカウントです。

ブロックチェーン上での取引には暗号通貨(仮想通貨)が必要なので、ウォレットはその保管場所(財布)となります。

※デジタルウォレットの作成方法はこちらの記事でまとめています

暗号通貨(仮想通貨)

NFTゲームはブロックチェーン上で動作しており、ゲーム内の取引には暗号通貨(仮想通貨)が必要になります。

暗号通貨(仮想通貨)はゲーム内アイテムの購入に使用したり、取引をする時のガス代(取引手数料)に使用したりします。

暗号通貨(仮想通貨)の入手方法は、暗号通貨取引所(コインチェック、バイビットなど)で購入することが可能です。

※暗号通貨取引所の使い方はこちらの記事でまとめています

ゲーム専用のNFTアイテム

NFTゲームをより楽しもうと思ったら、ゲームを有利に進めるための特定のNFTが必要になる場合が多いです。

特定のNFTとは、そのゲーム内のキャラクターや装備アイテム、土地(ランド)などのことです。

これらのゲームアイテムの入手方法は、ゲーム内のマーケットプレイスや、外部のNFTマーケットプレイス(OpenSea、コインチェックNFTなど)で購入することができます。

※コインチェックNFTの使い方はこちらの記事でまとめています

NFTゲームの基本的な遊び方

NFTゲームの基本的な遊び方の流れはこんな感じです。

NFTゲームの基本的な遊び方
  • ゲームをプレイする
  • ゲーム内でNFTアイテム&仮想通貨を入手する
  • NFTマーケットプレイスや仮想通貨取引所で入手したものを売買する
  • 必要なら日本円に現金化する

大きな流れとしてはこんな感じになります。

※NFTゲームの詳しい稼ぎ方等は、いずれ記事にしてまとめたいと思います

まとめ

NFTゲームは従来のゲームにはなかった、新しいゲームの形となっています。

いままでのゲームは単なる娯楽の一つに過ぎず、どれだけ時間やお金をかけてもただの自己満足で終わりでしたが、、、

NFTとして自分自身でゲーム内アイテムを所有できるようになったことで、「資産」として持つとができるようになりました。

もちろん「資産」といっても全く価値の出ないものもあるし、突如無価値になってしまうものも多々ありますが

それでも、ゲームをして実際のお金を得ることができるようになった。

これって凄いことだと思いませんか?

まだめちゃくちゃ面白い!っていうようなNFTゲームは個人的に出てきてませんが…

今後NFTゲーム市場が発展していけば、パズドラやモンストのように人気の出るNFTゲームも必ず出てくると思います^^