【仮想通貨】ポリゴン(MATIC)とは?特徴や機能についても解説!

暗号資産(仮想通貨)、ポリゴン(MATIC)についてのまとめ記事です!

【仮想通貨】ポリゴン(MATIC)とは?

ポリゴン(Polygon)は、以前は「マティック・ネットワーク(Matic Network)」と呼ばれていた暗号資産プロジェクトで、そのネイティブトークンが「MATIC」です。

ポリゴンは、特にイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決するために設計されたプロジェクトです。

イーサリアムは多くの分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトの基盤となっていますが、その利用の増加に伴い、取引手数料の高騰や取引速度の低下といった問題が顕在化しています。

ポリゴンの目的と機能

ポリゴンの主な目的は、イーサリアムのスケーラビリティを向上させることです。

具体的には以下のような機能を提供します。

レイヤー2ソリューション

ポリゴンは「レイヤー2ソリューション」として機能します。

これは、既存のイーサリアムブロックチェーンの上に新しいレイヤーを追加し、取引をオフチェーン(メインブロックチェーンの外)で処理することで、取引速度を向上させ、手数料を削減します。

サイドチェーン

ポリゴンは、複数のサイドチェーンを持つことができ、それぞれが独自のブロックチェーンとして機能します。

これにより、イーサリアムの負荷を軽減し、取引を分散して処理することが可能になります。

相互運用性

ポリゴンは、異なるブロックチェーン間の相互運用性を提供します。

これにより、ユーザーは異なるブロックチェーン間でトークンやデータをシームレスに移動させることができます。

MATIC(ポリゴン)トークンの役割

MATICトークンは、ポリゴンネットワーク内で様々な用途に使用されます。

以下はその主要な役割です。

取引手数料の支払い

ポリゴンネットワーク上で行われる取引の手数料(ガス代)は、MATICトークンで支払われます。

ステーキング

ポリゴンでは、ネットワークのセキュリティを維持するためにMATICトークンをステーキングすることができます。

ステーキングとは、トークンを特定のアドレスにロックして、ネットワークの取引を承認するプロセスに参加することを指します。

これにより、ステーカーは報酬を得ることができます。

ガバナンス

MATICトークン保有者は、ポリゴンネットワークのガバナンスに参加することができます。

これには、ネットワークのアップデートやポリシー変更に関する投票が含まれます。

ポリゴンの利点

ポリゴン(MATIC)の利点は、主に以下のような点が挙げられます。

高速な取引処理

ポリゴンのサイドチェーン技術により、取引は迅速に処理され、イーサリアムメインネットワークよりも大幅に高速です。

低コスト

レイヤー2ソリューションにより、取引手数料(ガス代)が低く抑えられます。

これにより、ユーザーは安価に取引を行うことができます。

柔軟性と拡張性

ポリゴンは、多くのDAppやプロジェクトに対応できる柔軟なプラットフォームを提供し、将来的な拡張性も確保しています。

ポリゴンチェーンの詳細情報

暗号資産ウォレット「MetaMask(メタマスク)」などにポリゴンチェーンを追加する時のチェーン詳細情報です。

チェーン詳細情報

・ネットワーク名
→Polygon Mainnet

・RPC URL
→https://polygon-rpc.com

・チェーンID
→137

・シンボル(通貨記号)
→MATIC

・ブロックエクスプローラーURL
→https://polygonscan.com

※他のカスタムチェーン情報はこちら

仮想通貨「MATIC」の購入方法

仮想通貨「MATIC(ポリゴン)」を購入する方法は、主に以下のような手順が必要となります。

  1. 仮想通貨取引所の選択: 「MATIC」の取り扱いがある仮想通貨取引所を選びます
  2. アカウントの作成: 取引所にアカウントを作成し、必要な個人情報を入力します
  3. 資金の入金: 取引所に資金を入金し、「MATIC」を購入するための準備をします
  4. MATICの購入: 入金した資金を使用して、取引所で「MATIC」を購入します

※仮想通貨の購入の仕方についてはこちらの記事でまとめています

まとめ

ポリゴン(MATIC)は、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために設計された革新的なプロジェクトです。

ポリゴンチェーンは、そのスケーラビリティと低コストの特性を活かし、DeFi、NFT、ゲーム、エンタープライズソリューション、決済システムなど、さまざまな分野で広く利用されています。

これにより、ユーザーは迅速かつ安価にトランザクションを行うことができ、ブロックチェーン技術の実用化と普及が促進されています。

最近のNFTゲームなどもポリゴンチェーンが使われているものは多いです。

7月リリース予定の新作ブロックチェーンゲーム「ディライズラストメモリーズ」にもポリゴンチェーンが採用されているそうです(後々オアシスチェーンに移行するそうですが)

NFTゲームは、NFTアイテム等を幾度となく取引することになるので、取引手数料(ガス代)を低コストで抑えられるポリゴンチェーンとはとても相性が良いのだと思います。

とりあえず『仮想通貨のポリゴン(MATIC)は取引手数料が安い!』と覚えておけば問題ないかと思います^^